ホットヨガは35度以上の暑いスタジオの中で行われます。
カルドの場合は40℃となっていて、床暖房もあるので、さらに体があたたまりやすく、早い段階から汗が出ます。
レッスン時には1リットル以上のお水を用意するように推奨されていますが、実際水じゃないとだめなの?と思っている人も多いのでは?
ここでは、ホットヨガのレッスン中に飲む飲み物は一番何が適切なのか、ヴァーム、ポカリ、スポーツドリンク、ヘルシア、お茶などいろんな飲み物について説明していきます。
ホットヨガのレッスン中の飲み物は何がいいの?
レッスン中の飲み物は水が最適
結論から言ってしまうと、ホットヨガのレッスン中の飲み物は、水が最適です。
そして、できれば常温が望ましいです。
冷やしたお水も、スタジオに持ち込むとすぐにぬるくなってしまうので、そこまで常温にこだわる必要はないかもしれませんが、たとえば、部活や野外のスポーツ時によくやるように、水をペットボトルごと凍らせたりするのは避けたほうがいいです。
というのも、暑いので冷たいお水が飲みたくなる気持ちはわかるのですが、キンキンに冷えたお水を飲むとせっかく温まった体を内側から冷やすことになってしまいます。
内蔵を冷やすと、内蔵に負担がかかったり、血行が悪くなったりしますし、冷え性の原因にもなります。
そもそも、ホットヨガをしている方には、ダイエットだったり、血行をよくすることだったり(美容・妊活)、冷え性改善だったりすることが目的の方が多いですよね?
それなのに、キンキンに冷えたお水を飲んでしまうと、効果を実感するどころか効果半減、下手すればマイナスになってしまいます。
いくら室内が暑いからといって、必要以上に冷えたお水を飲むことは避けて、できるだけ常温の水を飲むようにしましょう。
また、ホットヨガスタジオによっては、水素水オプションがあるところもあります。
レッスン中に、質のいいお水を飲むのはとてもいいです。
水素水だけでなく、ハワイアンウォーターや電解還元水などいろんなお水がありますので、お好みで選び積極的に飲みましょう。
レッスン中の水分補給のタイミングは?
レッスン中の水分補給は大事です。
水分をとらずにレッスンを受けていると熱中症の症状が出てしまいます。
とても体によくありませんし、場合によっては命にかかわりますので、水は多少余るくらい用意しておく事が大事です。
1リットルは用意しておきましょう。
実際、わたしの場合は、1リットル持ってスタジオに入り、レッスン中に700~800ミリリットルくらいは飲んでいます。
水を飲む量は、その日の体調や、外の気温などに左右されるので、「500ミリリットルしか飲まなかったから、今度から500ミリリットルでいいや」と減らしてしまうのはあまりおすすめできません。
水を飲むタイミングは、まずは初心者の方は、インストラクターさんが「お水をとってください」とアナウンスされるタイミングに合わせて、飲むようにしましょう。
アナウンスがあったときに、そこまで喉がかわいていなくても、飲んでおくほうがいいです。
レッスンによって、水の飲むタイミングが多いもの、少なめのものとあります。
自分のホットヨガでの喉の渇き方などがわからないうちは、飲めるときに飲むようにするのが大事ですね。
また、アナウンスがあるときだけでなく、動きの途中でも、自分が飲みたくなったら、いつでも水を飲んでかまいません。
喉がかわいた、暑くてツライ…そんなときに、無理して我慢するのは禁物です。
動きを中断してでも、お水は飲みましょう。
また、味のないお水を飲むことが苦手な人や、あまり喉のかわきを感じない人は、無理やり大量に飲む必要はありませんが、ひとまずは、インストラクターさんのお水のアナウンスがあるタイミングで、水を口に含む程度でいいので、飲むようにして、慣らせていくのがいいでしょう。
レッスン前後の体重は気にしない
たまに、レッスン前との体重差を気にして、汗をかいて体重を減らしたいからお水を少なめにしか飲まない人がいますが、これは危険。
レッスン後に体重が減っていても、それは汗をかいたからであって、痩せたからではありません。
ごく一時的な体重の減りですので、そんなことは気にせず、体のために必要な水分はとってください。
もしレッスン中に1リットル水を飲み、結果としてレッスン後に体重がかわらないorむしろ増えていたとしても、それはお水を飲んだから、であって、太ったわけではありませんので、がっかりする必要はまるでありませんよ。
ホットヨガでダイエットをするというのは、汗を出して体重を減らすという意味では全くありませんから、勘違いして体に負担をかけないようにしましょうね。
体の中の老廃物や毒素を排出するデドックス効果や、代謝をアップさせて太りにくい体作りをするためには十分な水分補給は必須です。
ホットヨガのレッスン中に、お茶やスポーツドリンクやヘルシア、ヴァームを飲んでは逆効果って本当?
お茶はだめ?
お茶は種類によって様々ですが利尿作用や体温を下げる作用があるものが多いです。
レッスン中にお茶を飲むと、ホットヨガで水分を出した分、体は水分補給を求めているのに、補給するどころか、排せつ作用が強く働く場合があります。
イメージとしてはせっかく摂取した水分が体の中を素通りしてしまうイメージですね。
これでは、十分な補給とはいえません。
また、ホットヨガで身体を温めるはずが体温がさがってしまったりすることも…。
お茶を大量にレッスン中に飲むと、場合によっては脱水症状を起こしやすくなってしまうことがあります。
これらの理由から、お茶をレッスン中に飲むことはあまりおすすめできません。
スポーツドリンク・ポカリやヴァームはだめ?
ホットヨガのレッスン中は、身体の循環機能が活発になり、取り入れた飲食物の吸収が非常に良くなります。
スポーツドリンクは、スポーツ中に必要な栄養分がたくさんふくまれていて、一見飲んでもよさそうに思いますが、飲みやすくするために糖分も含まれています。
種類によりますが化学調味料や添加物が含まれている場合もあります。
ホットヨガのレッスン中にこういう飲み物を摂取すると、その糖分や添加物などの吸収率まで上がってしまうので、ダイエット効果やデトックス効果を望んでいる人は注意が必要です。
また、スポーツドリンクには、いい成分は入っているものの、通常のスポーツドリンクは水分不足の体がスムーズに水分や栄養を吸収するには濃いのです。
風邪などで体力が低下しているときや熱中症で倒れそうなくらい体が弱っているときに、ポカリなどは薄めて摂取したほうがいいと言われますが、原理は同じです。
濃いままのスポーツドリンクを摂取すると、水分補給のスピードが遅くなるばかりかホットヨガ中に内蔵に負担をかけてしまうことにもなります。
ホットヨガスタジオによっては、スポーツドリンクを推奨しているところもありますが、もしどうしてもスポーツドリンクをホットヨガ中に飲むのであれば、体のことを考えると、スポーツドリンク1リットルを用意するより、スポーツドリンク500ミリリットル+お水500ミリリットルというように、半々くらいにし、飲むときも両方を同じ量くらいずつ口にするようにするのをおすすめします。
体力に自信がなく、1時間のホットヨガレッスンがツライという方で、スポーツドリンクを飲むと1時間のほとヨガレッスンが乗り切れるようになった、という口コミなども実際ありますので、基本的には、お水のみを推奨しますが、ご自分の体調と相談し、スポーツドリンクを摂取するのも悪くないかもしれません。
ただし、ホットヨガスタジオによっては、レッスン中は「常温のお水のみ」と厳しく決められているところもあります。
そういう場合は、ホットヨガ前にスポーツドリンクやヴァームを飲んでおき、レッスン中はお水を飲みましょう。
ヴァームは、運動中にスタミナを長持ちさせるために飲むタイプのものと、運動前にスタミナを長持ちさせなおかつ運動中に脂肪を燃やしやすくするタイプのものがあります。
体力に自信のない方や、脂肪燃焼率を上げたい方は、スポーツ前に飲むタイプのヴァームを選ぶといいと思います。
ヴァームを飲むことで、汗をかきにくい体質の方が、汗をかきやすくなったという口コミもありますよ。
ヘルシアはだめ?
ヘルシアは、脂肪の燃焼をよくするということで人気ですよね。
お茶やコーヒー、スパークリング、スポーツドリンクタイプなど、沢山の種類が出ています。
レッスン中にヘルシアを飲みたいと思う人もいるでしょうが、上で説明してきたように、レッスン中にお水以外のものは基本的に推奨できません。
ヘルシアの脂肪燃焼アップ効果をホットヨガのときに…ということであれば、レッスン中ではなく前に飲むほうが断然おすすめです。
直前である必要もありませんし、一気に特定量飲む必要もありませんから、日常にうまく取り入れて、飲むのが一番いいです。
まとめ
ホットヨガのレッスン中の飲み物は、余計な添加物や糖分も入っていないお水(できれば常温)がベストです。
味のついていないお水を飲むことが苦手な方は、自分の飲みやすいおいしいと感じるお水を探してみるといいですよ。
ヴァームやポカリなどのスポーツドリンクや、ヘルシアなど、一見体によさそうなものでも、レッスン中には体の負担になったり、ダイエット効果やデトックス効果を半減させてしまうこともありますから注意が必要です。
そういうものを摂取したい方は、レッスン前に飲んでおくことをおすすめします。
ホットヨガの効果を最大に感じたいという方は、レッスン中にがんばるだけでなく、レッスン前後の食べ物や飲み物にも注意し、タイミングをうまく利用するといいですよ♪
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